しょうけい館

靖国神社の遊就館のあと、
同じ九段下にある
「しょうけい館」に
行きました。

戦争で負傷し、障害をおってしまった
方々の苦労について証言や展示をしています。

とてもわかりにくいところににあり
最初は迷いましたよ~。

1Fと2Fがあります。
1Fは企画展で、この時は
赤十字の看護師さんの苦労や
傷痍軍人と結婚した女性たちの
苦労などの証言がありました。
証言動画もありました。

2Fは常設展です。
特に野戦病院のジオラマが
恐ろしい、、、。

手術台に乗る患者。
麻酔も薬もないまま
手足を切断しようとする軍医。
患者を押さえつけている衛生兵。
順番を待って横たわっている患者。
戦友らしき人に肩を貸して
もらいながら、野戦病院の
洞窟の入口にたどり着いた人。

そのジオラマは、
洞窟をイメージしているのか
薄暗い中にあり、
人形の絶望に満ちた表情が
よりリアルに感じられます。
今にもうめき声が聞こえそうで
今にも人形が動き出しそうで。
あれはトラウマになりそうです。

1人で見に行くのは、
お勧めできません。

野戦病院の光景は
映画などで見るだけでした。
「ひめゆりの塔」とか
「きけわだつみの声」とか。

病院が移動するときに、
重症患者は置いていかれるんですよね。
自決用の手榴弾とか毒薬とかを
渡されて。
昔は置いていかれるほうに感情移入
していましたが、
今は、置いていかなければならない方も
つらいだろうな、とやりきれないです。

ひとたび戦争が起こったら
またこんな光景が起こるんですよね。
絶対にこんなことを起こしては
いけないのだ、と
このジオラマを目に焼き付けておきたい
ものです。