当たり前と思ってはいけない

WBC優勝の興奮がまだ冷めません。

2009年の時とはまた別の感慨が
あります。

2009年の時は、
戦時中の野球が好きだった若者たちが
好きな野球を取り上げられて
戦いの場に行かされたことを思えば、
世界を相手に野球ができる喜び
野球を観戦して楽しめる喜び
そして世界一にもなったのだという喜び
これに感謝しなくては、と
思っていました。

これは、私が「英霊たちの応援歌」など
戦争の映画をよく見ていたから感じて
いたにすぎないのですが。

でも、2023年の今では。

東日本大震災やコロナ禍
そして、ロシアによるウクライナ侵略
などなど、、、、。

当たり前に楽しめると思っていたことが
いかにありがたかったのか、
当たり前ではなかったのだ、

ということを思い知りました。

それを考えれば、
WBCで優勝して世界一になったことに
日本中が盛り上がったのもわかります。

これがいかに貴重なことなのか
がわかるからです。

だからかな。
侍Jの選手たちが、まるで高校球児のように
楽しそうに見えました。
それがとてもよかったんです。

負けたら最後、という高校野球のような
戦い方でも、高校生の感覚に戻ったのかな?
みんな栗山監督のいう「野球小僧」になっていて
微笑ましくて、かわいかったです。

優勝のシャンパンファイトで
村上選手が、ニコニコしながら
ダルビッシュ投手にビール?シャンパン?を
かけているシーンも、なんかかわいかったし(^^)

高校球児のよう、ということで
連想したのは「ドカベン」なのですが
まぁ、どちらかといえば「野球狂の詩」かな。
「巨人の星」ではない。「タッチ」でもない。
水島新司先生の世界を感じました。

まぁ、かわいいなぁ、と
ほっこりさせてもらっただけではなくて、
いろいろと考えさせられたのですが、
それについてはまた改めて。