計画停電で派遣切りだなんて

厚労省がとんでもない通達を出したそうですね。
「計画停電に伴う休業は賃金保障しなくていい」
そうです。

派遣などの非正規雇用者は泣いちゃいますね。
それでなくても交通が混乱し、
休まざるを得ない状況も発生しているのに。

そうは言っても、
企業だって大変だということは、わかりますよ。
被害を受けたところもあるだろうし、
物資が入ってこなくて操業できなかったり、
停電で営業できなかったり。
営業できないのに人件費だけがかさむのは、
企業自体の死活問題になるでしょうし。

でも、仮にも企業なんだから、
そういう場合も想定しときなさいよね、と言いたい。
人が余っているなら、災害支援に参加しなさいな。
その会社の得意なことで、
支援したらいいじゃないですか。
派遣に契約外のことをさせるわけにはいかないなら、
派遣に通常業務を任せて、社員が支援に行けばいい。

正規社員だろうと、非正規だろうと、
その会社で働いている仲間なのに、
どうしてこういう時に
共に力を合わせようとしないのか。

それでも、どうしようもない場合は
あるでしょうからね。
派遣スタッフ側も、
当然そういうリスクがあることを
想定しなければなりませんし。

でも、これは許せないのは、
何の被害も受けてないのに、
ドサクサに紛れて派遣切り、
雇い止めをする企業です。
この「ドサクサに紛れて」というのが、
みみっちい。
そうやって、通達がでたのを幸いに、
自分たちの保身だけ図っても、
結局そんな企業は潰れるでしょうけどね。

ところで、そんな通達を
(しかも、コソッとやったらしいですが)
だしているんですから、
当然国会議員のお給料だって
保障しなくていいんですよねぇ。
その分を震災被害者の支援に
まわしましょうねぇ~。