ディズニーワールドは夢の国でした

先日TVでやっていたのですが
あの3/11の地震の時、
東京ディズニーランドにいた人たちは
素晴らしいものを目撃されたようですね。

実際に映像を撮っていた方もいらして
放送されていました。

大きな地震があって、かなり揺れているのに
ランド内のゲストがパニックに陥らなかったのは
すべてキャストの対応がしっかりしていたから。

地震があってからそんなに間もあかずに
放送があったそうです。
その声は、パレードが始まる時に流れるあの声。
あの同じような調子で、
地震についての放送が流れたのです。
何か安心しますよね。

あれは録音してあったのかなぁ?
それともその場でしゃべっているのかなぁ?
私はそちらが気になります。

デパートでは(私がいた時代ですが)
地震放送はテープです。
震度5とか震度6の場合は。
大きく揺れていたら、
私たちが生で放送することは
とてもできないだろうということで、でした。
震度4の場合は(いずれも店内の震度計です)
体感的にばらつきがあるので、
かえって不安感をもたれないために
放送するかどうかは、上の判断を仰いでから、
と言われていました。
ですから震度4の場合は生で原稿を読みます。
震度3以下も同じ。

今は違っているかもしれませんけどね。

なので、TDLの場合もちょっと気になりました。

まぁ、感動したのはそこだけではありません。

キャストの9割がアルバイトなのですが
ひとりひとりが「ゲストの安全のため」
自分で考えて行動しているのです。

もちろん、それこそ防災対策と訓練が
行き届いていたから、というのもあるのですが、
それでも、あれだけ揺れているのですから
キャストも人の子、慌ててしまっても
しかたない状態です。

なのに、売店で売っている
大きなぬいぐるみをゲストに配り
頭を防護してもらうようにするとか、
同じく売り物のお菓子を配るとか、
温かいご飯を配給するとか
それこそ売店がからっぽになるくらい、
とっさに
「そこにあるもので、
いかにゲストの安全をはかるか」を
考え、行動に移しているのです。

それに感動しました。

売店の売り物をとっさに配るなんて、
それを会社側が当然許すと思わなければ
できませんよね。

また、それを許可をとらなければ
行動できない風潮だったら
そんな風には思いつきませんよね。

そこが素晴らしいです。

それに笑顔を絶やさないし。
訓練を受けていれば、
非常時でもキビキビ動くことはできると思います。
でも、ディズニーランドの世界を
損なわないで行動できるというのは
タダものじゃありません。
本当に感心しました。

やっぱりディズニーワールドは
夢の国であり続けたんだな~と。

ちょっと、どこかの国の政府にも
少しは見習ってほしいものです。