毎日地震についてのテレビ番組を見ています。
民放の無神経なインタビュー
(特にスタジオから呼びかけているもの)に
苛立つ日々です。
1週間以上たっていますが、
今日も2名の方が救出されました。
よくぞ、がんばってこられたと思います。
よかったですね。
救助にあたっている方々も
御苦労が報われるというものです。
何もできませんが、
がんばっていただきたいと思います。
そんな状態なのに、
もう逸話のようにしてしまっていけないと思いますが
津波が発生したその時の、さまざまな人々のお話に
胸うたれることも多いです。
特に、人を助けようとして
ご自分も流されてしまった、というのが
たまらないですね。
お年寄りを介護されている方々もそうですし
お医者さんとかの病院関係者の皆さんも
警察や消防の方々も
普段から人のために働いてくれる方たちの犠牲が
痛ましくて。
私が特に胸うたれるのが
最後まで避難をよびかける緊急放送を流し続けて
ご自分は逃げられずに流されてしまった
町職員の女性。
そういう係だったそうですが
最期まで職責をまっとうされたのですね。
本当に頭が下がります。
別に自己犠牲を覚悟してやられていたわけではなく
ご自分のやるべきこととして、
当然のごとくされていたのだと思います。
波がここまでくるとは思わなかった、
ということもあるかもしれません。
昔、通信士の先輩の話を聞いたときのことを
思い出しました。
船舶でトラブルがあり
全員避難しなければならなくなったとき
通信士は船長の次に最後まで残らなければならない。
最後まで救難信号を送る責務があるから。
現にその話しをしてくれた先輩は船舶で火災にあい、
火の粉を振り払いながら
電鍵を打ったために火傷をおったそうで
その傷跡も見せてくれました。
高校で放送委員会に入ったときも
仕事で店内アナウンスをしていたときも
放送局ほどの重責はありませんが
いざというときの連絡の要になる場所にいる
という自覚はもっていました。
だからでしょうか。
今回の地震の報道でも、
最期まで避難を呼び掛けていた方に
深く心うたれるのです。
いざというときに、
自分もそうやって職責をまっとうできるのかな?
普段から考えておきたいことのひとつです。
改めて考えさせられました。