敵は本能寺

今日の大河ドラマは「本能寺の変」
有名な場面ですね。

最近「信長の棺」以下三部作を読んだばかりで
また違った信長像・光秀像で面白かったです。

私が初めて見た本能寺の変は
「国盗り物語」でした。
松坂慶子さんの濃姫がキレイで好きでした。
(そういえば最近のドラマでは
本能寺の場面で濃姫を見かけませんね。)

近藤正臣演じる明智光秀が農民に殺される場面では
子供心に光秀がかわいそうで。

信長はなんであんなに
光秀を追い詰めるんだろう?と
思ったり。

子供の時から判官びいきなんです(笑)

今日の信長も
実は光秀の実力を信じているからこそなんですが
現在の光秀の領地を召し上げ
敵が所有する土地を与えるといいます。
領地がほしければ、力で手に入れろ、と。

そうやってお尻を叩いて
やる気を起こさせているのです。
やればできる子(笑)ってことですね。

でも、光秀にはその気持ちは伝わりません。

生真面目すぎるんでしょうねぇ。
もともと浪人として
全国をさすらっていた時代もあったのだから
すべてをなくしても元に戻るだけ、
と考えられればよかったのに。

大事な家臣もいて、責任もあって、
若い時のように冒険もできなくて
というのも、気持ちはわかります。

なんだか現代においても
あり得る話のような気がしてきますね。

責任は責任としても、
すべてをなくしても
再び立ち上がれると思える
気概があるかどうか、
が実は大切なんですよね。