ライフ イズ ビューティフル

「ライフ イズ ビューティフル」という映画を
見ました。

以前もお話ししましたが、
あるセミナーを受ける際に事前課題として
指定された映画を見ておく(強制ではない)
というのがあったのですが
その課題のひとつでした。

素晴らしき哉、人生

「素晴らしき哉、人生」も同じように
課題にでていた映画で
見て感動したのですが
「ライフ イズ ビューティフル」も
いい映画でした。

最初は主人公の男を
“このチャラい、テキトー男っていったい・・・”と
思っていたのですが、
ただ単に一目ぼれをした女性に一途なんですよね。
その思いが実って見事にゴールイン。
男の子が生まれます。
幸せに暮らしていたのに、ユダヤ人だというだけで
父と幼い息子は強制収容所行きの汽車に乗せられます。
それを知った母親は、
おそらくアーリア人なんだと思うのですが
(しかもお金持ちのお嬢様)
二人の後を追って同じ汽車に乗せてもらうのです。

おかあさんの強さもすごいですが
おとうさんがすごかった!
どこに連れて行かれるのか?
本人も不安でいっぱいなのでしょうに
幼い息子を怖がらせまいと、想像力を駆使して
「これはゲームだ。」
と言い聞かせ、必死で守るのです。

あんな極限状況の中であの行動。
現実にできるかどうかはわかりませんが
(これってフィクションですよね?)
ああいう状況だからこそ、希望を持つように
明るく考えることが大切なんだろうと
思いました。

ナチスドイツのユダヤ人迫害の映画やドラマは
わりとみている方だと思いますが
いつも
「自分がこんな目にあったらどうするだろう?」
と思ってしまいます。

反対に、ここまでのひどい目にあったことがない
自分は幸せなんですよね。
たとえ今自分が追い詰められていると
思っていても
道はいくらでもあるのに
贅沢なことを言ってはいけない、
と考えさせられる映画でした。