グイン・サーガは?

ニュース番組を見てビックリしました。
作家の栗本薫さんが亡くなられたそうですね。
ガンだったということですが
闘病生活をおくっていたということも
知らなかったのです。

ついこの間、図書館に行って、
栗本薫さんの棚を見て
「目新しいものはでてないなぁ~」
と思ったばかりでした。
もともと公共図書館は
そんなに新刊は置いていないものですが。

それでも書店では、
グイン・サーガの新刊を見かけるたびに
「まだ続いているんだな~」
と思うというか、確認していました。

グイン・サーガは友人の勧めで、
最初のころの10巻あたりを
いっきに買って読み、
そのあとは新刊が出るたびに
飛びついて買って読む、
という時期がありました。
あの世界に引き込まれましたね。

私は、どうしても脇役キャラに
感情移入する傾向があるので
最初の頃からアムネリスが好きでした。
まぁ、この人はどうあっても
正統派ヒロインにはならないんだろうな、
とは思っていましたが。
どんどん気の毒な境遇になっていって、
ついには・・・。
そのあたりから以降は、実は読んでいません。

最初は100巻完結と言っていましたが、
いつのまにか100を超え
まだまだ続いている。
全部完結したら、まとめ買いして
一気に読み直そう。
そう思っていたのに、
それも叶わなくなりました。
残念です。

他にも、伊集院大介シリーズは好きでした。
「仮面舞踏会」という作品では、
昔なつかしいパソコン通信の世界が
舞台になっています。
私もパソコン通信から始めたクチなので、
とても引き込まれて読みました。
また、現代社会がもつ精神的な危うさみたいなものも
表現されていて、ありえない話ではないと思うと、
うすら寒さを覚えたものでした。
もっと読みたかったのに・・・。
やはり残念でなりません。

ご冥福をお祈り申し上げます。