流されない!

ここでもたびたび取り上げるように
私はわりと戦争映画を見るほうです。
特に、学徒兵がでてくる映画、特攻隊とか
を見ることが多いです。

なぜ?と聞かれることもあります。
自分でも、なぜだろう?と思います。

たぶん、短大のときの経験が
元になっているからです。

短大での専攻は「電波通信工学」
モールス符号をトンツートンツーやる
通信士を養成するコースだったのですが
そのカリキュラムの中で
「海上自衛隊体験入隊」
というものがあったのです。

その時の体験もキョーレツ(笑)←今だから笑える
だったのですが、それはまたの機会にしまして。

1年生で体験入隊したのが9月(夏休みの最後の期間)
その年の12月8日に
「英霊たちの応援歌 最後の早慶戦」
という映画が放送されました。

たぶん、真珠湾攻撃の日に合わせた
放送だったんでしょう。
その映画を何気に見ていたのですが、
その中で学徒兵が最初に訓練を受けているところ。
何か見覚えがあるんです。

特に、山田隆夫がバツとして走らされている場所は
そのすぐ横が海で、カッター(といわれるボート?)
が下がっているところじゃないかと。

もしかしたら、他の場所で似たようなところが
あったのかもしれませんが、
二等水兵の訓練を受けている彼らの姿と
ついこの間の自分達の姿が
ついだぶってしまいまして。

モールス通信が多少なりともわかる私たちは
もし今万が一日本が戦争に巻き込まれることがあったら
召集されて前線に行かされるかも。
なんて極端な想像までしてしまったのです。

生まれる時代が違っていただけで、
映画の中の学徒兵の運命をたどっていたかも
しれないんですよね。
(まぁ女性は特攻隊には行かないと思うけど・・・)

それから、なんとなく戦争ものを見るたびに

自分だったらどうするだろう?

と考えながら見るようになってしまったんです。

で、思うんです。

何も知らされないまま、
流されていくのはイヤだなって。
今は情報があふれているように
見えているけれど
本当に必要な情報は、
実は隠されているのかもしれない。

そして、知らない間に変な方向に
時代が流れていったとしたら?

ある日いきなり
「なんでそんなことになったの?」
なんてことがおきたら?

どうしようもないですよね。
それがいやなんですよね。

だから、なるべく自分の目で見て
しっかり納得したいんです。
とっても抽象的な話になってしまいましたね。