最近、涙腺がもろくなったのか
ドラマを見て泣くことが多いです。
先日、ドラマを見て号泣しました。
ちょっと久しぶりだったかも。
金曜日の夜中にやっている
「死化粧師」というドラマです。
この時間帯のドラマは、
たまーに覚えていたら見る、程度で
その時も、最初は見逃してしまって
途中から見ました。
「死化粧師」というのは、
エンバーミングを施す人のことだそうです。
遺体に腐敗防止殺菌処理をして
生前の姿に修復する技術です。
このドラマの主人公が、
このエンバーマー(死化粧師)です。
普段は遺族の希望により
エンバーミングをするようなのですが
私が見たその回は、
一人の女性がエンバーミングの生前予約を
していました。
病院でガンの告知を受け余命1ヶ月となった
その女性は、仕事一筋に生きてきた
独身で身寄りのない人。
仕事では部下にも厳しくしてきたので、
嫌われ者です。
人生の最期を告知された彼女は、
お葬式から死装束からエンバーミングまで、
すべて自分で手配してしまうのです。
すべてにおいて、きっちりとしておかないと
気がすまない性格。
そんな彼女が、エンバーマーの主人公と
その友達で葬儀屋さんの子に
願いはないか?と聞かれて
「ひとつお願い。お葬式に来てくれる?
誰も来ないだろうから」
と言うのです。
自分が職場でも嫌われ者だということを
自覚しているのです。
すべてにおいて悟っているようでしたが、
やはり、自分の人生なんだったのか?
と一人になると泣いていたりしました。
1ヶ月後、エンバーマーのところに
遺体が送られてきます。
彼女でした。
生前予約のとおり、彼女が一番輝いていた頃の
写真を元にエンバーミングを施します。
お葬式の日。
棺に入った彼女はとても美しく眠っているよう。
(役者さんって大変・・・)
参列者は主人公のエンバーマーと
その友達の葬儀屋さんのみ。
・・・・と、思っていたら、
1人、2人、とおそるおそる覗くようにして
中に入ってきます。会社の人たちです。
病気だということすら、みんなに内緒にしていたので
知らなかったのです。
棺を取り囲んで泣く会社の人たち。
そこで涙がどっと出ました。
人間は決して一人で生きているわけでは
ないのだな~と思わせるシーンでした。
ドラマなんですけど、
生きているうちに彼女がそれを知っていたらと、
それを思うと泣けてきてしまって。
そして、考えました。
ここまで極端ではなくても、やはり
自分の人生のシナリオは考えておかなくては、と。
シナリオどおりにはいかないのが人生ですが、
それでも方向性・あらすじぐらいは考えておきたい
ものです。
でないと、それこそ「いきあたりばったり」の人生に
なってしまいます。
自分のゴールはどこにあるのか?
そして、自分がいなくなったあとの道筋を
どうつけておくか?
そこまで考えて初めて
「まっとうした」といえるのかな、と思いました。
ドラマを思い出しただけでも、泣けてきた(笑)
DVDがでないかな・・・。