究極の仕組みづくり

先週に引き続き、
踊る大捜査線シリーズを見ています。
今日は「交渉人 真下正義」

まぁまぁ面白かったのですが、
どうも話の本筋とは違うところに
目がいってしまいました。

「線引き屋」?と呼ばれている人が
でてきましたね。
金田龍之介さんがやってました。
あの仕事がかっこいいなぁ~と思って。

齋藤孝さんの「段取り力」にも出てきました。
この本の中では「スジ屋」といわれています。
鉄道のダイヤを組んだり
(その時、線を引いて考えたそうですよ)
トラブルが起こったときに、
電車をどこの線に退避させるか、
他の電車をどう運行させるか、を
考える人だそうです。

かなりの段取り力が必要とされます。

鉄道のダイヤというのは、
トラブルが起きても対処できるように
フレキシブルに余裕を持たせているのだそうです。
予測しないような事態が起こっても、
それを吸収できるだけの
段取り力が隠されている、と。

予測しえないようなトラブルが起こっても
対処できる「段取り力」
これはシステムにおいても理想だなと思います。

究極の「仕組みづくり」ですね。
仕組みをつくるだけでなく、
これを実際に動かしたらどのようになるのか?を
シミュレーションできるだけの想像力も
大事だと思うのです。

そんな総合的な「仕組みづくり力」が
欲しいですね。

さて、映画のほうも、
やっぱり本筋とは違いますけど
鉄道マンたちの「(暴走している)クモの行方を
捜すのは俺達にまかせておけ」という
あの心意気、プロ意識も心に響くものがありました。
警察の面々の熱い思いも。
やはり、このシリーズは、
やる気にスイッチが入りますね。