スペースシャトルに乗り込む勇気

連日テレビばかり見ているようですけど・・・。
映画「アルマゲドン」を見ています。

以前レンタルで借りて見ましたが、
細かいストーリーは忘れてしまいました。
でも、印象に残っているシーンはあります。

主人公たちのチームが
スペースシャトルに乗るシーン。
NASAの宇宙飛行士の格好をして。
オレンジ色の。
CMでよくやっていたシーンだからでも
あるんですけどね。

この人たちは元々の宇宙飛行士ではなく
石油採掘のプロです。
まったくの民間人。

接近する小惑星を爆破して地球を救うことを
依頼されたのです。
彼らは採掘のプロとしてこの仕事を受けました。
危険な宇宙へ行くのに、
行ったこともない宇宙なのに、です。

帰ってくることを前提として乗り込むわけですから
身を犠牲にして、というのではありません。
でも、かなりの覚悟がいりますよね。

地球を救えるのは彼らだけ。
だから地球の人々は祈るように
彼らを送り出しています。

こういうシーンに弱いんです。
なぜでしょう?
宇宙戦艦ヤマトとか、
地球を救うヒーローものをよく見ていたから、
そういうのに感動するように「刷り込み」されて
しまっているのかもしれません。

現実の話でも。
プロの宇宙飛行士でさえ、
生きて帰ることができるかどうか保障がないのが
「宇宙」です。
それなのに、行った人がいたんです。

これからも行く人がいるんです。

これって凄いことですよね。

宇宙に行けるということは
正直うらやましいのですけど、
いざ自分が「行きなさい」といわれたら、
どうするだろう?と思います。
スペースシャトルに乗り込むだけの勇気が
持てるでしょうか?

怖くてたまらないけど、
自分がなすべき仕事があるから行く。
そこまでの気持ちになれるかどうか?
そこまでの仕事を持てるかどうか?

こういう映画を見ると考えてしまいます。

「宇宙へ行くことが夢です」
というのは簡単なことです。
夢を現実にしようと思ったら、
その先にあるものを具体的に思い描くことが
最初の一歩になるのかもしれません。