人が自分から動くとき

昨日に引き続き
映画「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」
を見て思ったことです。

面白いですねぇ、このシリーズ。
前にレンタルで借りて見ているんですけど
その時と今とでは、感じるところが全然違うんです。

あの、女性管理官にムカついたのは
変わらないですけど(^^;
あのものの言い方、人を見下した態度、
だんだんヒステリックになるところ。
実際にいますね、こういう人。

名前が「沖田ひとみ(字は知らないけど)」
っていうのが、ちょっとイヤ(笑)
演じていた真矢みきさんは、
宝塚時代から大好きだったので
それはちょっと複雑・・・。

彼女が暴走していたとき、
まわりのキャリアも諌めていましたし、
なにより、和久さんが
「あんたの命令はきかない」と言ってのけたこと、
課長が「私の部下だ!」とキレたところ。
とてもうらやましかったです。

そういうところが大きな組織のいいところ
かもしれません。
「上からの命令」もなく、
自分の意見をはっきり上申するような
良識あるベテランもいない、
そんな零細企業のトップだったら
暴走するだけですもん。

その点、室井さんはおいしいところを
持っていったというか(笑)
うまくリーダーの役割を努めていましたね。
現場を知っている所轄の人間の力を借りて
事件を解決したい、という気持ちをちゃんと
伝えたこと。
その気持ちを所轄の人たちがしっかり受け止めて、
自分自身の動機付けとしたこと。

理想的な組織行動だなと思いました。

軍隊のように、
上から命令して下を動かそうとしても
限界があるんですよ。
下には下のポリシーもあるし、
感情だってありますしね。

人を動かそうと思ったら、
その人が自分から動きたくなるようにすることが
大切なんですよね。

そんなことを考えさせてくれた映画でした。