さきほど「タモリのヒストリーX」という番組を
見ました。
たま~に放送されていますよね。
こういう「歴史裏話」は好きです。
年号とかは全然覚えていないのですが、
歴史について学ぶのが好きなのは
こういう「実際に生きた人間の物語」の集積だから
かもしれません。
だから歴史小説も好きですよ。
だいたい永井路子さんの小説を主体に読んでいるので
戦国時代の女性のイメージは、
もろに影響受けていますね。
「大奥」ものも好きです。
今日の「ヒストリーX」でも出てきましたが。
「大奥」のドラマが好きでした。
岸田今日子さんのナレーションで始まる
初代シリーズがもう1度みたいです。
たぶん再放送で見ていたと思うのですが
(小学生のときに)意味もわからず、
親と一緒に見ていたような記憶があります。
何回か再放送していたので、
とぎれとぎれですが覚えているシーンもあります。
一番覚えているのが、
「第三の正室」というタイトルの
(タイトルまで覚えているのがすごい!)
第13代将軍の正室である篤子、のちの天璋院
が輿入れしたときの話です。
今から思うと、
ダフネ・デュ・モーリアの「レベッカ」の話を
モチーフにしていたようです。
たぶん、最後に「レベッカ」の文字が
でてきたような気がするんですけど・・・。
それを確かめるためにも、
もう1度再放送されないでしょうかねぇ?
そういえば2008年の大河ドラマは、
この天璋院篤姫が主人公なんでしたね。
たぶん、このレベッカ(を元にした)話は
ないでしょうけど(笑)
次にリメイクされたときも見ましたよ。
1983年ですね。
エンディングテーマが「セ・フィニ」という
シャンソン?だったので、あまりのミスマッチに
ぶっとびましたが。
2代将軍正室お江与の方が大奥をつくり、
15代将軍で江戸城開城するまで、
代々の大奥を描いていたので見ごたえがありました。
出演した女優さんたちも
オールスターキャストって感じでしたし。
そして最近のフジテレビの「大奥」
(前2作も関西テレビ製作だったらしいですが)
一応見てます。
2003年の「大奥」は、最初が「へ?」状態で。
これは時代劇ではない!
と思いましたね。
最初は違和感だらけで、
あまり好きではなかったのですが、
途中からなんとなく面白くなりました。
これは「大奥」のパロディなんだ
そう思ったら、結構楽しめました。
それに、現代のOLの縮図を江戸城大奥を舞台にして
描いているような気もして、
そういう見方をしてみると確かに面白いのです。
上級の奥女中たちは、総合職?
キャリアを積んでいる社員?
彼女たちは一生奉公といわれ、
将軍の代替わりをするまでずっと大奥にいます。
宿下がりもなかなか許されません。
一生の安定と高給を得ているかわりに、自由がない。
お半下とかお末とかいわれている下っ端の女中は
パート・アルバイト・そして派遣スタッフ?
彼女たちは宿下がりも定期的にありますし、
お嫁に行くまでの箔付けで
大奥奉公をしているだけなので、外に出られます。
仕事は雑用だしキツイみたいですけど。
呉服の間のお針子さんたちは専門職扱いかな?
彼女たちの扱いはどっちだったんでしょうね?
派遣スタッフはこっちかな?
そう考えてから見ると、
最近の「大奥」ドラマも現代もののドラマと
かわらないですね。
時代劇の定番である「忠臣蔵」も好きなんですが、
これも結構考えさせられる話なんですよ。
ある意味、サラリーマンの悲哀を感じるし。
今度「時代劇に学ぶビジネス感覚」について
考察してみようかな。