理想の受注システムを実現するべく、
システムコンサルティング会社
(8月に説明会を聞きにいったところ)に
発注して構築中です。
その会社の商品がもともとあり、
それをカスタマイズして、新規機能を追加することで、
うちの要求に合わせるようになっています。
そのはずでした。
それにしても時間がかかる・・・。
昨年9月から打ち合わせを始めて、
ばらつきはあるものの週1くらいのペースで
打ち合わせをしているのに
いまだに出来上がっていません。
こちらの体制も悪かったです。
理想のシステムということを追及するあまり、
はっきりとした実像が見えていなかったのです。
私の頭の中には形としてあったのですが、
しょせんS社は私の会社ではありませんし。
S社の社員の頭の中には、
もっと漠然としたものしか
出来上がっていなかったのです。
(でも、こだわりはものすごくある)
それをずっとシステム会社の人たちに
話しつづけてきたのですが、
それでシステム構築が進むかといえば、
そんなことはなかったのです。
システム会社から来ている人たちは
SEなんだと思うのですが。
SEというのは、
素人である発注側が望んでいることを
具体的なイメージにして確認し、
それを実現できるように
開発側にわかりやすく仕様を作り上げる。
それが役目なんじゃないんでしょうか?
てっきり、それをやってくれているものだと
思っていましたが、甘かったですね。
全然伝わっていないみたい。
システムをつくるだけではなく
コンサルティングも重視すると
うたっているだけに
(そういう会社は最近多いみたいですが)
どうしたら売り上げが上がるか?とか、
このシステムを使う人たちが幸せになるために、とか、
そういうことに囚われてしまって、
あげくに、余計なシステムまで紹介してきました。
そこまで考えてくれるのはありがたいし、
立派な姿勢なのですが、
そのためにシステム構築のスケジュールが
止まってしまっていたのはいただけません。
向こうは、こちらが検討しているものだと
思っていてストップしていたみたいですが、
こちらは
「へーそんなのがあるんだ~。
世の中にはいろいろなものがあるんだね」
くらいにしか思っていなかったのです。
挙句の果てには、
「売り上げを上げることはうちが考えることであって、
そこまで考えてくれるのはありがたいけど
それでシステム構築が止まってしまうというのは
言語道断!(はっきりいって迷惑)」
と、なってしまうわけです。
ということで、
今年の3月になってやっと設計が始まったのですが、
その段になって納期が延び延びになることが
わかりました。
どうしてシステム会社というのは
平気で「スケジュールを調整しなおしてご連絡します」
といって延ばしてくるんでしょうね?
やっと機能別に
「ここは絶対早くできないと困る!」
「ここは後回しでも問題ない」と、私が分類し、
ギャーギャーいって納期を決めました。
ほんと悪役を押し付けられて損だわ・・・。
で、1ヶ月本稼動を延ばして
6月から、と決まったのですが、
4月の中旬になろうかという今になっても
まだほとんどのものが出来上がっていません。
こちらが早く見たい、確認したいと思う部分が全然。
余計なもの
(そんなものあってもなくてもどうでもいいだろう!
と思うもの。たぶん、作りやすいところから
つくっているんでしょう)
しか出来上がっていません。
ああ、じれったい・・・。
なまじ、自分で、Accessで、基幹システムを
構築した、という意識があるだけに、私も
「これくらい、なんてことないでしょ。
プロなんだから」
と相手の会社に対して
過剰に期待していた部分もあります。
ゼロから作り上げるのではない、
という意識もありました。
でも、相手の会社のSEは、
今使っているシステムのことを
全然聞いてこないんですよね。
今使っているシステムのことを聞いて、
これは生かそう、これはもっといい方法でつくろう、
とやってもいいと思うのですが。
もしくは、お話にならないくらいひどいシステム
だと思うなら、全然生かさなくても
もちろんいいのですが、
それでも最初に聞いてくるべきだと思うんですよね。
ようやく来週、現システムを確認にくるそうです。
遅いよ・・・。
システム会社ってこんなものなんでしょうか?
こちらも、もっとしっかりと「要求」を
固めておかなければならなかったのでしょうか?
たぶん私が社内SEの役割を担って、
もっと専門的に社員の要求をまとめておかなければ
ならなかったんでしょうね。
でも、社内SEがいない中小企業(零細企業)って
多いと思うのですが・・・
他の会社はどうしているんでしょうね?
やはり、システム会社のSEが
その要求をくみとることが大切だと思うんですよね。
そのあたり、第三者の冷静な目で、
両者の思惑が食い違っていないかどうかを
見てくれる人が必要だな~と痛感しました。
最初から私がそういう意識で
参加すればよかったと思います。
なまじS社側の立場として
話し合いに参加してしまったのが
よくなかったですね。
まだ全部読んでいませんが、
システム会社との話し合いが始まる前に
これを読んでいればよかったと思いました。
要求を仕様化できるSEって、実は少ないんですね。
発注する側もちゃんと勉強しなければいけない
ということなのです。