いくらAccessが使えても

今日は、あるシステムコンサルティング会社の
新システム説明会に行ってきました。

新しい会社(C社)とは・・・あまり関係ないかも。
(でも、C社の業務のひとつ
システムコンサルティングがあるのよね)
ならばなぜ行ったのか?

それは私がS社のシステム担当だからだ!

私の名刺には「経理 システム担当」とあります。
思いっきり怪しい人物ですね(^^;
いったい何ができるの?って言われそう。

本来ならば、
経理として派遣されてきていたのだから
「経理」が本業なのです。

ただ、小さい会社ということもあり、
思いっきりアナログな環境だったこともあって
(伝票書きが主だった)
徐々に自分でIT化していきました。

だって第一種パソコン財務会計主任者の資格を
ひっさげて、このS社に派遣されてきたんだし。

平均年齢の高い職場だったので、
私のほかに、パソコンが使える人間が
居なかったんです。

結局システム担当も兼ねるように
なってしまいました。
無謀な会社ですよね~。

社内をIT化するために
大いに役立ったのが「Access」です。

現在のS社の基幹業務システムは
すべて私が「Access」で構築したものです。

断っておきますが、
私はAccessを正式に習ったことがありません。

・・・あっ派遣会社の研修を
受けたことはあるけど。Access入門ってやつ。
すでに使っていることばかりで
あまり役には立ちませんでしたね~。

研修で、系統立てて学ぶのも
必要なことかもしれないけど、
結局ああいうのは
「こういうことがしたい!」
「これを自動化できたら楽なのに!」
その思いで実際に作ってみるのが
一番なのかもしれません。

私はそうやって、小さい会社とはいえ
ひとつの会社の社内システムを
構築してしまったもんね。

ただし、このシステムはすばらしい、なんて
これっぽっちも思っていません。

だって、スマートなシステムじゃないんだもの。

「ここはこうならない?」
「こういうのできない?」
といわれるままに、付け加えていきました。
粘土で穴をとりあえずふさいでいったら
でこぼこだらけのおでぶちゃんに
なっていってしまったようなイメージ。

そのほとんどは、
想定外のパターンが判明したためです。
っていうか、仕組みを作るときに
それくらいのことを想定しといてくれよ!
といいたくなるようなことでした。

そう!私が作ったシステムがスマートじゃないのは、
私が最初から論理的思考に基づいて
システムを設計していなかった、というのが
原因ではあるけれども、

いわせてもらえれば、
システム設計をする前の段階

ビジネスプランの構築
の時点で、ちゃんと考えられていなかったからだ!
と声を大にしていいたい。

なんとなく考えたものをベースに
「あとは、ひとつひとつやっていくしかないよ」
で見切り発車してしまうこの体質。
なんとかしてくれ~。

せめて、最初の話し合いから参加できていれば、
自分の頭の中で想定して、
組み立てることも可能ですけど、
私に話しがくるのは「こういうことをやる」と
決まってからなのよね。
それはしょうがないけどね。
だって私は派遣(だったん)だもん。

そんなことを
今日の新システム説明会で
考えてしまいました。

ああ、やっぱりちゃんと
最初から論理的に考えるのが仕事の
こういう会社でシステム構築がしたかったなぁ~と。

この新システムでできること。
とりあえずは、
私がつくったAccessのシステムでもできています。
そういう意味では、私ってすごい貢献している???

でも、作った本人だからこそいえます。
Accessが使えても、それだけではダメ。
もっと以前の部分で、
システマティックに考えられる力がないと
だめなんですよ。

もしかしたらS社では
このシステムを導入するかもしれません。

そうしたら、きっとS社の社員は、
「今までと違ってわかりやすくていいわね~」とか
「やっぱりプロが作ったのは違うわね~」とか
感心しているのか、人にあてこすっているのか
わからないような感動の言葉をのたまうでしょう。

まぁ、いいけど。