伝票を書くのが嫌いでした。
計算することは苦ではなかったけれど、
青い伝票(出金伝票)と赤い伝票(入金伝票)の
区別が、なかなかわからなくて、
つまりルールを飲み込めなかったのです。
百貨店では、
赤い伝票は「赤伝」
つまりクレジットカードの返品処理のときに
きるものでした。
つまり、私の頭の中には
「マイナス」になるというイメージがあったのです。
なのに、お金が増えるときの伝票が赤いのはなぜ?
と思ってしまうと、も~わけがわからない(@@)
このころ、
「ひとみさんでもわかる簿記入門」とかいう
通信教育があったら売れますよね。
なんて、冗談で言ってました。
つまり、私でもわかるということは
どんな人にもわかる、ということです。
・・・私はサルか?
(サルでもわかる・・・が流行るのはそのあと)
そんな「ひとみさん」が、
まさか経理の仕事をすることになろうとは!
営業アシスタントというか営業事務の仕事を、
バイトから契約社員を通算して5年ほどやったあと
退社しました。
本当は、
第二種情報処理技術者の資格を
せっかく取ったのだから、
プログラマーに転職がしたかったんです
でも、哀しいかな、実務経験がない・・・・。
で、しょうがないので
てっとり早く仕事をする方法
派遣
を選びました。
パソコンオペレーターとしての登録でしたが、
結局、職場の一般事務扱いだったような
気がしますね。
営業事務みたいなものかな?
確かあの頃は、営業事務の派遣は
していなかったはずなんだけどな??
派遣もそうですけど、
パソコンオペレーターという仕事も
長く続けられるものではないだろうと感じていました。
そこで考えました。
経理だったら食いっぱぐれがないかも!
いきなり、そこ!?と思われるでしょうね(^^;
それは、その前に
中小企業診断士(情報部門)
の勉強をしていたことから始まっているのです。
難関の資格だから、
試験を受けようとは思っていませんでした。
実務の研修もあるみたいだし。
ただ、知識が欲しかったのです。
そこで、通信教育に申し込んで
テキストだけ手に入れました。
案の上難しくて、全然手が出ませんでしたが
唯一、財務に関するテキストだけは面白く読めました。
なかなか面白いかも!
と思ったのが、
私が簿記検定を受けようと思ったキッカケなのです。
最初は独学で(いつものこと)
テキストと問題集を買ってきてひたすら解きました。
3級と2級をダブルで受けて、
3級だけは合格。
2級があと少しで、合格点に手が届きませんでした。
次は1級の勉強はしつつも、
2級だけ受けました。合格しましたよ。
このとき、本当に取ろう!と思う級よりも
1ランク上の級まで勉強しておくと、
本命の級は楽に取れると思いました。
2級の勉強をしていたら3級はラクラク♪
1級は、やはり難しかったですね~。
今度ばかりは、独学では無理!と
学校に行きました。かなりのお金を費やして。
でもね。授業もそうですけど、
試験問題を見ても、どうしてもイメージが
わかないんですよ。
これは経理の実務経験がないからかな?
と思っていました。
でも、今自分がやっている派遣の仕事だと、
いくら簿記2級を持っていても
実務経験がなければ
仕事は紹介されないだろうと思っていました。
派遣というのは即戦力だから、
基本的に実務経験者がやるものです。
どこかで経理の実務を経験できないかな~?
そんなことを思いながらも、
1級を何回か受験しましたが、結局取れませんでした。
ちなみに、今の派遣先
(あ、もう派遣じゃなくなったんだっけ)
に経理としてきたときは、
実務経験0のときでした。
派遣先企業が経験にこだわっていなければ、
実はチャンスはあるんですね。
そして10年経理をやっています。
しかし、
1級のあの「原価計算」とか「手形」とかは
いまだにイメージがつきませんね~。
(実務でやっていないし・・・)