ビジネスマナーはここから学んだ

短大を卒業して
初めて就職したのは百貨店でした。

泊りがけでの内定者研修も受けました。
まだ配属が決まらないから、みんな一緒の研修。
売り場に立つための研修でした。
接客用語だの、入金用語だの。
お辞儀の仕方とか、包装の仕方も習いました。

余談ですけど、
短大時代に海上自衛隊体験入隊していた私は
(いっておくけど強制参加だったのよ。
この話は機会があれば別にしましょう)
お辞儀というより敬礼の仕方を叩き込まれていたので
ついつい軍隊風になってしまうのが困りましたね~。
もっと優雅に丁寧にしないと、と注意されまくり。

入社式のあと配属が決まり、
私は電話交換の係に行くことになりました。
内定者研修で習ったこと、
半分は実践したことがありませんね(^^;

さらに言うなら、
電話交換に配属されて、
4月いっぱいはお店の中のことを集合研修で習い、
先輩方の交換業務を見学し、でした。
当時は電話交換の資格が必要だったから、
5月の1ヶ月間は、学校に通って資格を取りました。
職場に戻った6月から、
私は店内放送の係りになりました。
結局、電話交換の資格をとっただけで、
1度も交換業務をしませんでしたね~。

3年半後に退社するまで、
店内アナウンスを担当したため
事務職というものを
経験したことがなかったのです。

プー太郎期間を経て、
その間にスクールへ行ってとった
ワープロ検定3級の資格を生かして
(本当にこれが生かされたかは??)
ワープロオペレータのバイトを始めました。

ワープロオペレータのはずだったのに、
入ってみたら
半日はワープロを打ち、半日は受付をやる
という仕事でした。

1日中ワープロに向かっていると大変だから、
というのが理由でしたけど・・・
私は受付なんてやりたくなかったんだい!(涙)

受付をやっていると来客を応接室に通し、
お茶だしをすることもあります。

新卒で入った会社でOLをやっていれば、
当然知っていることなのでしょうが
百貨店勤務で、お客様と直接接することも
少なかった部署にいた私は
どうすればいいのか、まったくわかりませんでした。

だいたいのところは、
かいつまんで説明してくれましたが
そこの職場はいい意味で「大人」なところで
「自分」で考えて、行動することを
基本としていたのです。

しょうがないので、
ビジネスマナーの本とかを読んで勉強しました。

ワープロ検定のところでも書きましたが、
結局営業アシスタントとしてひっぱられました。
営業アシスタントというか、営業事務というか。
営業の補佐的な仕事なので、
気配り目配りをして仕事がスムースに
進むようにしなくてはなりませんでした。
それなのに、事務経験がまったくない私は、
いわゆる「OLとしてのマナー」「仕事の基本」
というものを、知らなすぎたのです。

そこで勉強を始めたのが
秘書検定
でした。

テキストを買ってきての完全なる独学。
それで3級、2級をとりました。

準1級も受けてみたけど、だめでした(^^;

やっぱり私は2級どまりなのかな・・・・
と思いましたね~。

でも、秘書検定で学んだことが、
のちに内定者向け通信教育の添削講師をやる上で
役に立ったのですから、
世の中には無駄なことなんて
実は何もないのですね。