ただの派遣スタッフだった私が
起業を考えるようになった理由
徐々に徐々に考えが変わっていきました。
過去に書いたブログの文をここに残してみます。
今から思えば・・・ということも、
できたら付け加えてみたいと思います。
**********************
2004年もあと1ヶ月を残すのみとなりました。
今年は、本当にめまぐるしい1年でした。
また、いろいろ考えるところの
多い年でもありました。
のちのち自分の人生を振り返ることがあるとしたら、
まちがいなく「ターニングポイント」に
位置づけられる年となるでしょう。
ただし、いい方向に向かう「ターニングポイント」に
なっているかどうかは、
今のところはなんともいえませんが。
日々の忙しさに流されてきた毎日でしたので、
このあたりでちょっと振り返ってみたいと思います。
まずは、2004年初頭に
私が目指したものを振り返ってみましょう。
今年は、しょっぱなから会社の移転がありました。
それに伴い、今までの業務のやり方が
変わることになりました。
試行錯誤の日々といえば聞こえはいいのですが、
要するに「やり方がコロコロかわる」毎日でした。
その中で、情報システムを
構築していかなければなりません。
それが今年から私に与えられた仕事でした。
今までの経理の仕事ももちろんやりながら、です。
全体を把握すること
これがいかに大切なことか。
またいかに難しいことか。
会社の方針は、
商品の梱包・発送作業などのルーティンワークは
できるだけアウトソーシングし、
会社内部では管理機能だけに集中する
というものでした。
そのため、今まで一緒にやってきた
業務のパートの人たちはリストラされました。
今までの仕事を知っている常勤の内勤者は
私ひとりになってしまいました。
注文のデータ入力のために新しい人を雇いましたが、
どの人も長く続かずコロコロと人がかわりました。
しかも、きちんとしたマニュアルがないために
ノウハウが伝わっていかないのです。
全体のしくみをはっきりさせること。
基準を明確にすること。
これができていないと、人は動かないのです。
その中で情報システム構築をするわけですが、
情報システムとは名ばかり。
とにかく業務の仕事を
「誰でも」できる「簡単な」システムに
作り上げていかなくてはなりません。
今日から雇われたパートの人でも、
「何も考えることなく」注文のデータを入力して
仕事を回していける、そんなシステムに
しなければなりませんでした。
11ヶ月たった今、改善の余地はかなりあるものの、
結構うまくできたと思います。
・・・・業務のシステムに関しては。
でも、私の理想にはほど遠いのが現状です。
私の理想は、
業務の人間が注文のデータを手入力することなしに、
商品の発送まで自動的に
回っていくシステムなのです。
しかも絶対に間違いの起こらない、
間違いの起こりえないシステムを作りたいのです。
・・・現実は、間違いが多いために
いちいちチェックしなくてはならなくて
2重に時間がかかる上に、
私の仕事が増えています←これが1番の不満かも(^^;)
ストレスがたまっていく毎日の中で、
息抜きは本屋さんに寄ることでした。
情報システム構築のためには、
データベースなどなどの技術的な知識も
身につけなければなりませんでしたし、
仮にも「情報システム」というからには
経営に関する知識も必要となってきます。
学校に行ったりしている暇は
まったくありませんでしたので、
とにかく本を読むしかありませんでした。
ホームページを使えれば、
私が理想とする「自動化」ができるのかも。
そう考えると、本屋さんでも
その手のタイトルが目につくようになります。
著者が同じ岩上誠氏だったので買ってしまいました。
でも、本を読んで、いいな~と思っても
実際に会社の仕事でこれを試してみることは
難しいのです。
すでに、ちゃんとした営業の方法が
確立しているのですから。
だったら、自分で先に試してみようかな~
そう思ったのが2004年前半での
大きな意識改革だったのです。