たかがインターネット されどインターネット

ただの派遣スタッフだった私が
起業を考えるようになった理由
徐々に徐々に考えが変わっていきました。
過去に書いたブログの文をここに残してみます。
今から思えば・・・ということも、
できたら付け加えてみたいと思います。
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社内の業務改革により、
商品の梱包発送をアウトソーシングすることに
なりました。

毎日の業務ですから、なるべくシンプルに
そしてスピーディにデータを送る必要があります。

委託先の希望により、
データをメールで送ることになりましたが、
問題なのは

うちの会社はまだインターネットが使えない!

ということでした。

今まで、販売管理を中心とする社内のPCシステムは
あるシステム会社
まかせっきりになっていました。

その会社と取引を始めたのは、
私がくる前からなので、
どういう経緯だったのかはわかりません。

社内に、パソコンやシステムに詳しい者が
1人もいなかったために、
すべておまかせ状態になっていました。

1999年秋に「2000年問題に対処するために」
ということでパソコンおよびソフトを一新しましたが
その時も、その会社におまかせ状態でした。

確かに、うちの事情をよく知っていてくれている人たち
なので安心感はあります。
それに、うちを担当してくれている技術者の方たちは
みんな「いい方」ばかりです。

でも、所詮は社外の人。

問題が起こっても
「すぐに来て!」というわけにもいかず。

「こんなことできないかな~?」と思っても
ヘタに言い出すこともできず。
(すぐに「別途お見積もりを」と言われるので)

結構不満はたまっておりました。

それでも、社屋を移転するとなれば、
パソコンの引越しもしなくてはなりません。

素人がヘタにいじって、
システムが使えなくなってはコトです。
移転作業もその会社にお願いし、
さらには、「インターネットにつなぐ」ことさえも
お願いすることになりました。

まずは、ドメインをとることです。

年末に、希望のドメインを出していました。

そのドメインが取れるかどうかを
調べてもらうためでした。

そんなことネットで調べれば
すぐにわかる・・・はず。

私はそう思っていて、
自分でも個人的に調べてはいたのですが、
先方からはなかなか返事がきません。

個人で取るドメインと、
会社で取るドメインは、
やり方が違うのだろうか?

自信のなかった私は、
強く言うこともできませんでした。

結局年が明けて、しばらくたってから返事がきました。

次は接続する回線です。

本当は光ファイバーを入れたかったのですが、
工事が必要ということなのです。
間に合わないといけないから
とりあえずはADSLにしよう
ということになりました。

インターネットにつなぐことは、
昨年末から言ってあるはず。

なのに、なかなか開通する予定日が
決まらないのです。

当然、昨年末に申込みは済ませてあるのだろう、と
私は思っていたのですが、
年末年始をはさんだとしても長くかかりすぎる。

ここでも

個人と会社では違うのだろうか?

という疑問がでてきました。

試しに、私自身が1月の中旬頃、ネットで
ADSLを申し込んだら
会社より早く開通してしまったくらいなのです。

一方、業務のアウトソーシングは
2月中旬から本格始動します。

それまでにメール送信のテストも
しなければなりません。

やってみて失敗した、は許されないのです。

なのに、ADSLの開通は2月6日から、という
返事がきました。

そんなにギリギリで大丈夫?

社内ではそんな心配の声がでているのですが、
先方は余裕で「大丈夫ですよ」
「メールなんて設定すればチョイチョイです」
と言います。

そりゃーあなたがたは慣れていますのでね。
チョイチョイでできるでしょう。
でもこちらは「一から始める」のですから、
練習期間も必要なんですよ。

そう言ってやりたかったです。

それなのに、さらに予定が延びて
「2月中旬になりました」との連絡が!

延期の理由もはっきりしません。

どうしてこんなに時間がかかるんだろう?

その疑問もさることながら、問題は切実です。

2月中旬からメール送信しなければならないのに、
本当の本当にギリギリになってしまうのですから。

結局、別ルートにお願いしたら
2月3日から光ファイバーが
つながることになりました。

もっと早くそうしていればよかったんですよね。
他にいくらでも方法はあったのです。

それをしないで、「おまかせ」状態にしているのは、
確かに楽なのですが、その姿勢が問題だったのです。

ここにきてようやく「おんぶにだっこ」状態から
脱皮することができました。

ADSLをキャンセルしたとき、

変更すればそれだけドメインのメールが使えるのが
遅くなりますよ、2月中旬には絶対間に合いませんよ

と、言われました。

ちょっと脅かしとも嫌味ともとれる言い方でした。

でも、そんなことは問題じゃありません。

だって、プロバイダーから無料で
メールアドレスがとれるじゃありませんか。

要は、メールでデータが
送れるようになればいいのです。

メールアドレスを顧客に知らせるわけでは
ないのです。
独自ドメインのメールアドレスでなければ
いけないわけではありません。

独自ドメインのメールが送れるようになったら、
そちらに変更すればいいことなのですから。

結局、「何が大切なのか?」を
把握していないと
こういうトンチンカンなことを
言ってくるようになるのですね。

さて、無事インターネットが
使える環境が整いました。

すると心配なのはウィルスです。

私自身の経験から、
ウィルス対策は万全を期さなければならない!
とこの件に関しては強く主張しました。

個人でも辟易するくらいウィルスメールがくるのに、
会社で使うとしたら防備は万全にしなくては
ならないでしょう?

そこでウィルス対策ソフトを入れてもらうことに
なったのですが、
そこでまたまた問題が生じたのです。

それが元で、パソコン&ソフトを
全面的に買い換えることになりました。

それはまた次回にお話いたしましょう。